Dec 23, 2015 11:06 AM JST
「クリスマス物語シリーズ①」
「イザヤ40:1-11・ルカによる福音書1:26-38」
・イザヤ40:1-11
1「わたしの国民を慰めよ」と、神様は命じます。
2エルサレムにやさしく語りかけ、悲しみの日は過ぎ去ったと言ってやれ。 罪は赦された。 そればかりか、刑罰の二倍の祝福を与えよう。
3耳をすましなさい。 だれかが荒野で叫んでいる声が聞こえます。 「神様がお通りになる道をつくれ。 砂漠を横切る、平らでまっすぐな道を、神様のためにつくれ。 4谷は埋め、丘はけずり、曲がりくねった道はまっすぐにし、路面のでこぼこはよくならせ。 5神様のすばらしさを全人類に示せ。」 神様が命じた以上、きっとそのとおりになります。
6「大声で叫べ!」という声が聞こえます。
「何と叫んだらよいのですか」と、私は尋ねました。
「こう叫ぶのだ。 人は、しおれてしまう草のようなものだ。 その美しさは、しぼんでいく花のように色あせる。 7神の息がかかると、草はしおれ、花はしぼむ。 もろい人間もそれと同じだ。 8草はしおれ、花はしぼむ。 しかし神様のおことばは、いつまでもすたれることはない。」
9 すばらしい知らせを大声で伝える人よ、山の頂上から、エルサレムに向かって叫びなさい。 こわがらずに大声を張り上げなさい。ユダの町々に「神様が来る!」と知らせなさい。 10神様である主は、全能の力をもって来ます。 恐ろしいまでの力で支配し、一人一人の行ないに応じて報います。 11また、羊飼いのように群れの世話をします。 子羊を抱いて運び、子連れの雌羊をやさしく導くのです。
・ルカによる福音書1:26-38
26 その翌月、神は御使いガブリエルを、ガリラヤのナザレ村に住む、マリヤという処女のところへお遣わしになりました。 27この娘は、ダビデ王の子孫にあたるヨセフという人の婚約者でした。
28 ガブリエルはマリヤに声をかけました。 「おめでとう、恵まれた女よ。 主が共におられます。」
29 これを聞いたマリヤは、すっかり戸惑い、このあいさつはどういう意味だろうと考え込んでしまいました。
30 すると御使いが言いました。 「こわがらなくてもいいのです、マリヤ。 神様があなたに、すばらしいことをしてくださるのです。 31あなたはすぐにみごもり、男の子を産みます。 その子を『イエス』と名づけなさい。 32彼は非常に偉大な人になり、神の子と呼ばれます。 神である主は、その子に先祖ダビデの王座をお与えになります。 33彼は永遠にイスラエルを治め、その国はいつまでも続くのです。」
34 「どうして子供ができましょう。 まだ結婚もしておりませんのに。」
35 「聖霊様があなたに下り、神様の力があなたをおおうのです。 ですから、生まれてくる子供は聖なる者、神の子と呼ばれます。 36ちょうど半年前、あなたのいとこのエリサベツも、『子供のできない女』と言われていたのに、あの年になってみごもりました。 37神様の約束は、必ずそのとおりになるのです。」
38 「私は主の召使にすぎません。 何もかも主のお言いつけどおりにいたします。 どうぞ、いま言われたとおりになりますように。」マリヤがこう言うと、御使いは見えなくなりました。